先週末の三連休、76歳の両親を瀬戸内へ連れて行きました。気づけばこの旅も10年以上続いています。関西と東京に離れて暮らす私たちは、新千歳空港や金沢など、双方からアクセスしやすい場所で落ち合うのが恒例でしたが、仕事のピークと重なることもしばしばありました。

2015年の登別の時はマネックス・セゾン・バンガード投資顧問(現マネックス・アセットマネジメント)立ち上げの佳境で、2023年の東京ディズニーシー/ディズニーランドの際はNTTドコモとの資本業務提携発表の直前でした。キャンセルが頭をよぎりながらも、仲間に背中を押されて実現してきました。「夢の国」からドコモの方に電話をしていたことや、最後のパレードでドコモのスポンサーカーがやってきて、不思議な縁を感じたことは、今でも鮮明に覚えています。

今回は、両親の家から一緒に新幹線で向かう穏やかな旅に。このつぶやき「ただいまを言う場所」(2025年5月)でも書いた通り、昨年、両親は高齢者向けマンションへ移りました。安心できる環境とはいえ、どんな日々を送っているのか気がかりでもありましたが、今回はゆっくりと時間をかけて話を聞くことができました。

何より嬉しかったのは、「人とのつながり」の中で生きている姿でした。仕事を引退したあと、メダカと過ごす時間の方が長いのではないかと思うほど寡黙だった父が、友人宅で家飲みをし、マンションの理事会にも積極的に参加している。母は想像通りさまざまな会に顔を出し、住民同士で旅行にも出かけているというのです。誰かと関わる日常が、確かな生きがいになっていました。

核家族化やテクノロジーの進展で、人と人との距離は変わりつつあります。それでも、人はやはり「仲間」と共にあることで、日々に彩りを持てるのだと改めて感じました。人が誰かとつながり続けられること自体が、その人の生きがいになる。そんな当たり前に焦点をあてると、組織やサービスのあり方も、少し違って見えてきます。