小さい、しかしとても濃密な国際会議で、この週末にかけて世界の諸問題と可能性について議論します。様々な分野での世界的な第一人者が集まる会議なので、どのような視点が出てくるか、そういう刺激を私が受けて、私の考えがどう変わるか・変わらないか、今から楽しみです。

会議の基調にあるのは、世界は今大きく変わっており、大きな困難の時代だ、という考え方のようなのですが、私自身は古代ギリシャ・ローマ時代から、なんら変わっていないように思えます。憎しみ、戦い、領土を増やそうとする。愛し、裏切り、無いものを欲し、有るものの価値に気が付かない。世界がどうして今のようになるか?それは古代から変わらない人間の業。ではそれは、止めることは出来ないのか?

止める努力をするのか、それとも気にせず流されるのか。そこに、人類の未来を分ける分岐点があるように思えます。また一方で、個人の心の持ち方として、外に向かうか中に向かうかも、極めて大きな分岐点だと思います。そうした問いを胸に、深く議論に臨みたいと思います。