第1四半期に10%台の増益となった3月決算銘柄は

7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も8月中旬に終わりとなりました。日本経済新聞社の集計では、円安や値上げの浸透、生成AI(人工知能)向けの需要増、業務の効率化による採算の改善などにより、この第1四半期の上場企業の純利益は前年同期比で10%近い増益となりました。そしてこうしたなかには大幅な増益となった銘柄もみられます。

そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから、第1四半期の営業利益が前年同期比で10%台の増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えば富士電機(6504)は小売店のつり銭機や自動販売機の新紙幣対応に伴う改修業務などが利益を押し上げたことから、第1四半期の営業利益が前年同期比で17.7%増となっています。また、サンドラッグ(9989)は外出機会の増加に伴って化粧品の販売が伸びたことなどから、第1四半期の営業利益が前年同期比で10.3%増となっています。

第1四半期の営業利益が10%台の増益となった主な3月決算銘柄はこちらからチェック