一年を通して二桁以上の増益を続けた3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の2023年3月期の本決算発表も5月中旬で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、エネルギー価格の高騰や原材料高などの影響で減益となった企業がありました。その一方で円安や経済活動の再開などを追い風に増益を確保した企業が多くみられました。そしてそうした銘柄のなかには一年を通して二桁以上の増益を続けたものもあります。
そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算企業のなかから第1四半期(4-6月期)から第4四半期(1-3月期)まで、営業利益が二桁以上の増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えばアドバンテスト(6857)は先端半導体の検査需要が増えたことなどで第1四半期から第4四半期までの営業利益が前年同期比で二桁以上の増益となり、通期の営業利益も前期比で46%を超す増益となっています。