市場の期待を大きく上回り二桁以上の増益となった3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、エネルギー価格の高騰や原材料高などの影響で減益となった企業もありました。しかし、その一方で円安や経済活動の再開などを追い風に増益を確保した企業も多くみられました。
そして増益となった銘柄のなかには市場の期待を大きく上回ったものもあります。そこで今回は営業利益がコンセンサス予想を1割以上上回り前期比で二桁以上の増益となった銘柄をTOPIX500採用の3月決算企業のなかからピックアップしてみました。例えば東急不動産ホールディングス(3289)の2023年3月期の営業利益は商業施設の稼働率が回復したほか、2022年の秋に開業した大型オフィスビルの賃料収入の貢献もありコンセンサス予想を15%以上上回り前期比で32%近い増益となっています。