二桁以上の増益を見込んでいた営業利益が1割以上上振れた3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、エネルギー価格の高騰や原材料高などの影響で減益となった企業もありました。しかし、その一方で円安や経済活動の再開などを追い風に増益を確保した企業も多くみられました。
そして増益となった銘柄のなかには二桁以上の増益を見込んでいた営業利益が1割以上上振れたものもあります。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業を対象にそうした銘柄をピックアップしてみました。例えばコマツ(6301)の2023年3月期の営業利益は旺盛な需要を追い風に値上げを進めたことで前期比で34%近い増益を見込んでいた会社計画を11%以上上回り55%近い増益となっています。