最高益更新に向けて順調なスタートを切った3月決算銘柄は
7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も8月中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の純利益は前年同期比で26%の減益となりました。しかし、大幅な赤字となったソフトバンクグループ(9984)の影響を除くと1割程度の増益だったようで、こうしたなかで2023年3月期に最高益更新を見込む企業も少なからずみられます。
そこで今回は2023年3月期に営業最高益を見込む企業で、上期会社予想に対する第1四半期実績の進捗率が55%以上となり、最高益達成に向けて順調なスタートを切ったものをTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。例えばリンナイ(5947)は給湯器などの生産量が増えたことで第1四半期の営業利益が前年同期比で9.8%増となり上期会社予想に対する進捗率が72%となっています。