【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 31,730.30  ▼103.81 (5/12)
NASDAQ: 11,370.96  △6.73 (5/12)

1.概況

米国市場は小幅に高安まちまちとなりました。ダウ平均とS&P500株価指数は米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めを警戒した売りが続き続落となりましたが、ナスダック総合株価指数は主力ハイテク株に一角に買い戻しが入り反発となりました。135ドル安でスタートしたダウ平均は持ち直し昼前にプラスに転じる場面もありましたが、80ドル高で伸び悩むと再びマイナスとなり大きく下げ幅を広げ取引終盤には一時605ドル安まで下落しました。その後引けにかけて急速に下げ幅を縮めたダウ平均ですが戻し切れず結局103ドル安の31,730ドルと6日続落となり前日に続いて年初来安値を更新しています。また、S&P500株価指数も5ポイント安の3,930ポイントと続落となりこちらも前日に続いて年初来安値を付けています。一方でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6ポイント高の11,370ポイントとなっています。

2.経済指標等

4月の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比11.0%上昇し市場予想を上回りました。また、先週一週間の米新規失業保険申請件数は前週比1000件増の20万3000件となり改善を見込んでいた市場予想に反して悪化しました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうちヘルスケアや一般消費財・サービス、不動産などの6業種が上げ、ヘルスケアは1%近く上昇しています。一方で公益事業や情報技術、金融などの5業種が下げ、公益事業と情報技術は1%以上下落しています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄ではボーイング(BA)が5%近く下落したほか、アメリカン・エキスプレス(AXP)も4%近く下げました。アップル(AAPL)も2%を超える下落となり、マイクロソフト(MSFT)も2%近く下げています。一方でホーム・デポ(HD)とスリーエム(MMM)が2%を上回る上昇となり、メルク(MRK)も2%近く上げています。ダウ平均構成銘柄以外では投資判断と目標株価の引き下げを受けてゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーター(F)が安く、ゼネラル・モーターズが4%を超える下落となり、フォード・モーターも3%安となっています。電気自動車のリヴィアン・オートモーティブ(RIVN)は決算で1株損益の赤字幅が市場予想より小さかったことで18%近く上げています。

5.為替・金利等

長期金利は0.06%低い2.85%となりました。こうしたなかドル円は円高に振れ128円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国市場が小幅に高安まちまちとなったことで小動きでのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が自律反発の動きをみせるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)