上方修正で一桁増益予想が二桁増益予想となった3月決算銘柄は
昨年の10月の下旬からスタートした3月決算企業の上期決算発表も11月中旬に終わりとなりました。日本経済新聞の集計によるとその上期決算は新型コロナウイルス影響の長期化で内需企業の苦戦が続いたものの、自動車や電機といった製造業で海外需要が回復したことや、需給逼迫や資源価格の高騰で非鉄や商社、海運の利幅も拡大したことなどから純利益が前年同期比で2倍となったとのことです。
こうしたなか通期の業績予想を上方修正する企業も多くみられました。そこで今回は上方修正で一桁増益予想が二桁増益予想となった銘柄をTOPIX500採用の3月決算企業のなかからピックアップしてみました。例えば島津製作所(7701)では液体の成分を分析する液体クロマトグラフや質量分析システムが世界で医薬・食品向けに好調で通期の営業利益の見通しを前期比で6.5%増の530億円から18.6%増の590億円に引き上げています。