上期の営業利益が会社予想を大きく上回る増益となった3月決算銘柄は

10月の下旬からスタートした3月決算企業の上期決算発表も先月中旬に終わりとなりました。日本経済新聞の集計によるとその上期決算は新型コロナウイルス影響の長期化で内需企業の苦戦が続いたものの、自動車や電機といった製造業で海外需要が回復したことや、需給逼迫や資源価格の高騰で非鉄や商社、海運の利幅も拡大したことなどから純利益が前年同期比で2倍となったとのことです。

こうしたなか会社予想を大きく上回る増益となった企業もみられます。そこで今回は上期の営業利益が増益を見込む会社予想をさらに2割以上上回って着地した銘柄をTOPIX500採用の3月決算企業のなかからピックアップしてみました。例えば富士電機(6504)ではパワー半導体が自動車向けや産業機器向けなどに好調で上期の営業利益が前年同期比で2.2倍の増益を見込んでいた会社予想を42%近く上回り前年同期比で3.1倍となっています。

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