二桁増益予想の達成に向けて順調なスタートを切った銘柄は
7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も8月の中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によると経済の再開が進んだことで自動車や鉄鋼、海運など幅広い業種で業績の回復がみられ、この第1四半期の純利益は前年同期比で2.8倍となり、四半期決算が義務付けられた2008年以降では第1四半期として3年ぶりに最高益を更新したとのことです。
こうしたなか大幅な通期増益予想に対し順調なスタートを切った銘柄も少なからずみられます。そこで今回は二桁以上の増益を予想するTOPIX500採用の3月決算企業のなかから第1四半期実績の上期予想に対する進捗率が60%以上となった銘柄をピックアップしてみました。例えば通期の営業利益が前期比で2.6倍となる見通しを発表している神戸製鋼所(5406)では第1四半期実績の上期予想に対する進捗率が70%余りとなっています。