7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も終了しましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の経常利益は前年同期比で16%以上の増益となったとのことです。このように第1四半期は大幅な増益となりましたが、まだ第1四半期ということもあって通期の業績予想を据え置く企業が大半でした。しかし、なかには上方修正に踏み切る企業も幾つかみられました。
そこで今回は通期の上方修正を行った3月決算企業のなかから、上方修正で営業利益の減益予想が一転して増益予想となった銘柄をピックアップしてみました。例えば出光興産(5019)では2割以上の減益予想が上方修正で1割近い増益予想となったほか、宮地エンジニアリンググループ(3431)でも3割を超す減益予想が一転して1割以上の増益予想となっています。