10月下旬からスタートした3月決算銘柄の上期決算も先月中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞社の集計によると新型コロナウイルスの感染拡大による影響でこの上期の経常利益は前年同期比で3割を超す大幅な減益となったようです。しかし、減益ながら会社予想を上回って着地した銘柄も少なからずみられます。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから上期の営業利益が減益となりながらも会社予想を3割以上上回った銘柄をピックアップしてみました。例えばファナック(6954)では上期の営業利益が前年同期比で3割を超す減益となったものの、中国を中心に工場自動化に伴うロボット製品の受注回復が鮮明になっていることなどから会社予想を6割近く上回っています。