2017年度の取引も先週末で終わりました。そこで2017年度を振り返ってみると昨年4月に地政学リスクの高まりなどを受けて18,000円台まで下落した日経平均はその後20,000円の大台を回復したものの20,000円近辺で上値の重い展開がしばらく続きました。しかし、中間期の好決算や衆議院選挙での与党の圧勝などで水準を切り上げた日経平均は今年の1月に24,000円台まで上昇しました。日経平均は2月以降調整局面となっていますが、それでも2017年度は13.5%の上昇となっています。

しかし、こうしたなかでも2017年度の株価パフォーマンスが冴えなかった銘柄もみられます。そこで今回は2017年度の株価パフォーマンスこそマイナスと苦戦したものの、目標株価コンセンサスが先週末の株価を3割以上上回り挽回が期待されているものをTOPIX500採用銘柄のなかからピックアップしてみました。例えば2017年度に株価が2割近く下落したセイコーエプソン(6724)では目標株価コンセンサスが先週末の株価を4割以上上回っています。