3月決算企業の第1四半期決算発表もほぼ終わりましたが、第1四半期ということもあって通期の業績予想を上方修正する企業はあまり多くありませんでした。しかし、3月決算企業の第1四半期決算発表と並行して行われていた12月決算企業の中間決算発表では折り返し地点ということもあって通期の業績予想の上方修正に踏み切る企業も比較的多くみられました。

そこで今回は業績予想の上方修正に踏み切った12月決算企業のなかから、上方修正でそれまでの一桁増益予想が二桁の大幅増予想となった銘柄をピックアップしてみました。例えばJUKI(6440)では3%余りの増益予想だったものが上方修正に踏み切ったことで30%近い増益予想となっています。また、アサヒグループホールディングス(2502)でも国内の飲料や食品事業の増収に加え、新たに連結した中東欧ビール事業が上乗せとなることなどで7%弱の増益予想が20%を超す増益予想となっています。