日本経済新聞の集計によると上場企業の2017年3月期の決算は急ピッチで進んだ円高の影響で売上高が前の期に比べ減収となったものの、2年ぶりに増益となりました。しかし、こうしたなかで増益を確保した企業でもその決算を四半期ごとにみると、4四半期全てが増益だった企業とそうでない企業に分かれます。
こうしたなか昨日は4四半期全てが増益だった銘柄を取り上げましたが、今回は第1四半期から第3四半期まで前年同期比で減益が続いたものの、第4四半期が増益となり、その結果通期も増益となった銘柄をピックアップしてみました。そのなかで東急不動産ホールディングス(3289)や山洋電気(6516)、イリソ電子工業(6908)では決算発表後に株価が水準を切り上げる展開となっています。