住めば都と云いますが、そうは云ってもやはり相性とかはあるものです。私は土地の食と酒が好きなので、何処へ行ってもそれを楽しみますし、私は案外飽きないタチなので、何処でも幸せに暮らせそうです。しかし今回気付いたのですが、誰と話せるかで、思考活動の行方と深さは随分違うようです。

私は一人で静かに黙考するタイプではありません。用意がない中で誰かと話しながら、その場でダイナミックにアイデアが生まれ、考えをまとめるタイプです。なので相手次第で、私の思考活動は大きく変わってしまうのです。と云うことは、或る事を考えるためには、その事を考えるのに適した議論の相手が居る所へ行くのが効果的だと云うことになります。そして議論する相手は、何処かに仙人を訪ねに行くようなものではなく、多様性を持った多くの人が居る方がいいです。そうするとやはり、或る事に関する人が集積した場所が重要になります。

例えば私の仕事について考えるためには、ニューヨークとボストンは欠かせない場所であると云えます。旅して考える。考えるために旅をする。しかし単に旅をするだけではダメで、意味のある話が出来る相手が或る程度の数居なくてはならない。そう云う思索活動をするための目的地になる場所をいくつか持てたら、素敵ですね。私にとっては、それって未だ東京とニューヨークとボストンだけかなぁ。しかしこれは、意識して(そう云う場所と、それを成り立たせるための人脈を)作らないといけませんね。真剣に考えようっと!

さて、この週末はいよいよマネックス・アクティビスト・フォーラムのイベントです。新しい取り組みを東京発で頑張りたいと思います!