先月下旬からスタートした小売り企業を中心とした2月決算企業の中間決算発表も今週で終了しましたが、その上期決算は5割強の企業が営業増益を確保した一方で4割強の企業が営業減益となりました。そこで今回はこうした上期の決算を第1四半期(3-5月)と第2四半期(6-8月)に分解して、第1四半期は減益ながら第2四半期に増益に転じた銘柄をピックアップしてみました。
例えばエービーシー・マート(2670)は第1四半期こそ小幅な営業減益となりましたが、第2四半期に二桁の増益を確保したことで上期の営業利益は4%余りの増益となっています。そして第2四半期に増益に転じたことを好感して決算発表翌日に株価は急伸し8%以上上げています。また、壱番屋(7630)の上期の営業利益は5%を超える減益でしたが、第1四半期の二桁減益から第2四半期に4%近い増益に転じたことで決算発表翌日の株価は7%近く上げています。