アニマル・イーター

　サンプラザ中野くんだー!

　明日が13日の金曜日だからだろうか。株が下がっている。いやいや一昨日のアメリカの下げのあおりを食っているのだろう。

　食っていると言えば俺はベジタリアンなのである。ところでベジタリアンの「ベジ」はベジタブルの「ベジ」ではないのだそうだ。ギリシャ語の
「Vegetus」(健全な、元気な)からの造語なのだそうだ。精神的にも肉体的にも生き生きとしている人のことなのだそうだ。古代ギリシャのソクラテスやプラトン、ピタゴラスにアリストテレス、そしてレオナルド・ダ・ビンチもベジタリアンだったのだそうだ。

　で、冒頭の「アニマル・イーター」だ。先日ある人とベジタリアンについてしゃべっていた。よくあることだが「じゃあ野菜しか食べないんですか？」と聞かれた。「いや、穀物や果物、キノコや海藻なども食べますよ」と答えた。その人は何を思ったのか次に「じゃあ豆腐は？」と聞いてきた。豆腐などの大豆製品は我々ベジタリアンの主食といっても良いし、日本人の主食といっても良いくらいだ。そこで俺は思った。ベジタリアンという言葉が彼を混乱させている、と。なので俺はこう言い換えてみた。「私はnot アニマル・イーターなのです」「貴方はアニマル・イーターなのです」と。「アニマル・イーター」という言葉は最近ネットで見つけた。ベジタリアンと対比できる言葉を世に示せば、人々が「ベジタリアン」をわかりやすいのではないかという考えと共に書かれていた。早速使ってみたわけだ。相手はきょとんとしていた。

　日本では7世紀から19世紀末まで公には肉食は禁じられていた。だからみんなが大好きな家康も信長も秀吉もベジタリアンだったわけだ。たぶん。宮本武蔵だってそうだ。彼らを人生の師と仰ぐ人も多かろう。ここいらでnotアニマル・イーター宣言をして彼らにより近づいてみるというのはいかがか？

　最近はベジタリアン専門の雑誌も出ている。「ベジィ・ステディ・ゴー！」という。その雑誌の取材で今日は荻窪のラーメン店に行ってくる。「らあめん花月嵐」という店だ。全国チェーンなのだそうだ。なんとこの店がベジタリアン用ラーメンを開発しているのだそうだ。嬉しいことだ。味わってくるよ。インスタントにはベジタリアン用ラーメンがある。外でラーメン食うのは久しぶりだなー。

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サンプラザ中野くん
数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
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