14世紀中頃、室町時代に描かれたと思われる日本最古(らしい)日本地図が見つかったとのこと。九州から東北まで描かれています。地名も、対馬、能登、伊勢、志摩などと今と同じ名前が書かれていて、大変興味深いです。但し、地図の向きは、九州が上で東北が下になっています。

地図というと、北が上が一般的ですが、これは北極星を探して方角を定め、その方向に地図を置くと便利なので、そうなったようですが、その手法が欧米から日本に持ち込まれたのは明治時代なので、それまでは色々な方向があったのでしょう。

でも何で九州が上なんだろう?描いた人はどこに居たのだろう?地図は、だいたい、行く方向、向かっていく目的地を上に持ってくるものだから、九州に、南に行きたいと思っていたのだろうか?この時代、文化・技術の中心は当然京都か大阪と思われるので、京に居ながら九州に行くことを想像して描いたのだろうか?

福山にある、広島県立歴史博物館にあるようなので、今度何か他の用事にくっつけて、見に行きたいと思います。