日経平均は、上値の抵抗線を突破できるか?

前回のコラム「【日本株】配当落ちで上放れに失敗、どうなる10月相場?」では、「25日移動平均線上を維持できるかが反発のカギ」としましたが、日経平均は見事に25日移動平均線上を終値で維持し、その後下向きの75日移動平均線も上回りました。そして10月6日にはついに、7月1日以来となる7万円台を回復して終えました。

また、上向きに変化した5日移動平均線が25日と75日移動平均線の両方を上回るゴールデンクロスが形成されており、上昇トレンドが発生していると考えられます。さらに、これまで指摘してきた大きな三角もち合いの下限も上回り、三角もち合いの中に戻るとともに上値の抵抗線に接近しています。そのため今週(10月5日週)は、5日移動平均線上を維持できるかが注目ポイントとなるでしょう。

【図表】日経平均株価(日足)
出所:i-chartより株式会社インベストラスト作成
※移動平均線の期間は5日(青線)、25日(赤線)、75日(グレー線)で設定
※出来高はプライム市場
※モメンタムの期間は10日(青線)で設定し、モメンタムの3日移動平均線(赤線)も表示

仮に5日移動平均線上を維持できれば、三角もち合いの上限となっているレジスタンスラインを上回り、6月25日につけた終値ベースの過去最高値に接近、更新する可能性があるでしょう。

反面、5日移動平均線上を維持しても上値の抵抗線に押し返されたり、5日移動平均線を下回って戻せなくなったりすると、一旦トレンドが転換し、25日移動平均線辺りまで反落することが視野に入るため、今後の値動きにはこれまで以上に慎重に対応する必要があります。

モメンタムの注意点は?

上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が、上昇と下落の勢いを判断する分かれ目となる0ラインを上回って、水準を切り上げています。そのため今週(10月5日週)は、さらに水準が切り上がるかが注目ポイントです。

仮に2本線の水準が切り上がり、直近の高い水準を上回って維持すると、上昇勢いがさらに強まり、上値の抵抗線を突破して維持することが期待されます。その反面、2本線が上昇してもこれまでの高い水準でピークアウトしたり、下向きに変化して低下したりすると、上昇の勢いが弱まって、上値の抵抗線に押し返されたり、5日移動平均線を下回って反落することが考えられるため、高値掴みに注意するとともに売り時を逃さないよう、注意したいところです。