東京市場まとめ

1.概況

日経平均は小幅高で取引を開始しました。序盤は下げに転じる場面が見られたものの、早々に切り返し、前場は底堅い値動きとなりました。前引けは134円高の70,081円となりました。

後場は上げ幅を拡大する展開となりました。中盤には一段と上げ幅を拡大し、一時70,798円をつけ、この日の高値を更新しました。その後も高値圏で推移した日経平均は最終的に737円高の70,683円で続伸となりました。

TOPIXは38ポイント高の4,183ポイント、新興市場では東証グロース250指数が11ポイント高の823ポイントで同じく続伸となりました。

2.個別銘柄等

アドバンテスト(6857)は一時4.0%高の41,900円をつけ、株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。同社が手がける半導体の検査装置(テスター)の主要な供給先とされるエヌビディア[NVDA]が連日で上場来高値を更新するなど、人工知能(AI)・半導体関連銘柄の業績拡大期待感が買いを呼びました。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は1.6%高の3,671円をつけ、続伸となりました。6日、国内債券市場では長期金利は前日比0.030%高い3.115%まで上昇する場面があるなど、世界的に金利の先高観が根強く、銀行株には利ざや拡大への思惑から買いが入りました。

環境リサイクル事業などを手掛けるダイセキ(9793)は2.4%高の3,570円をつけ、3営業日ぶりに反発しました。5日、2027年2月期の中間決算では、人工知能(AI)関連の需要増などを追い風に営業利益は前年同期比12%増の83億円であったと発表しました。市場予想を上回る業績を評価した買いが入りました。

「カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)」を展開する壱番屋(7630)は4.5%安の1,051円をつけ、反落となりました。5日、2027年2月期の中間決算は、純利益が前年同期比21%減の10億円であったと発表しました。コメなどの原材料や物流費の高騰が響いたとされ、減益を嫌気した売りが優勢になりました。

中古車販売のネクステージ(3186)は4.9%安の2,699円をつけ、3営業日ぶりに反落しました。5日、2026年11月期の第3四半期決算は、純利益が前年同期比75%増の138億円となるなど大幅な増収増益となったと発表しました。一方で、通期の業績見通しを据え置いたことで、先行きの減速を警戒した売りが出ました。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は節目の7万円を超える大幅続伸となりました。銀行株なども強含み、TOPIXは0.9%高となりました。明日に向けて、国内ではサカタのタネ(1377)やnote(5243)などの決算発表が予定されているほか、米国ではニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言や8月分の米貿易収支などが株価材料にあげられます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)