減益ながら会社予想を1割以上上回った3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、円安や経済活動の再開などを追い風に増益を確保した企業が多くみられました。その一方でエネルギー価格の高騰や原材料高などの影響で減益となった企業もありました。
しかし、減益となった銘柄のなかには会社予想を大きく上回って着地したものもみられます。そこで今回は営業減益となったものの会社予想を1割以上上回った銘柄をTOPIX500採用の3月決算企業のなかからピックアップしてみました。例えばトヨタ(7203)の2023年3月期の営業利益は資材高騰などの影響で前期比9%減となりましたが、収益構造の改善の取り組みを継続してきたことなどから会社予想を13%以上上回っています。