二桁以上の増益達成に向けて順調なスタートを切った3月決算銘柄は
7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も8月中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の純利益は前年同期比で26%の減益となりました。しかし、大幅な赤字となったソフトバンクグループ(9984)の影響を除くと1割程度の増益だったようで、こうしたなかで2023年3月期に大幅な増益を見込む企業も少なくありません。
そこで今回は2023年3月期に二桁以上の営業増益を見込む企業で、上期会社予想に対する第1四半期の進捗率が50%以上となり通期計画の達成に向けて順調なスタートを切ったものをTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。例えば2023年3月期に前期比で28.0%の増益を見込むマツキヨココカラ&カンパニー(3088)は統合による押し上げ効果などから第1四半期の営業利益が前年同期比で72.8%増となり上期予想に対する進捗率が56.2%となっています。