強気の増益予想を発表した3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算銘柄の本決算発表も5月中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によると2022年3月期の経常利益は世界経済が新型コロナウイルス禍から回復し、自動車やデジタル機器の需要が伸びたことなどから前期比で32%を超す増益となりました。しかし、2023年3月期は増収減益となる企業が増えることもあり前期比で2%程度の増益に止まる見通しです。
このように2023年3月期は小幅な増益となる見通しですが、こうしたなかでもコンセンサス予想を大きく上回る強気の増益予想を発表した企業もみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからコンセンサス予想を1割以上上回る営業増益予想を発表した銘柄をピックアップしてみました。例えばNTN(6472)は建機など産業機械に使う軸受け(ベアリング)の販売が好調に推移することなどから2023年3月期の営業利益がコンセンサス予想を16%近く上回り前期比で3.3倍となる見通しです。