10月下旬からスタートした3月決算銘柄の上期決算も先月中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞社の集計によると新型コロナウイルスの感染拡大による影響でこの上期の経常利益は前年同期比で3割を超す大幅な減益となったようです。しかし、こうした厳しい環境にも関わらず通期の業績予想の上方修正に踏み切った企業も少なからずみられます。

そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業を対象に上方修正により二桁の営業減益予想が一桁の営業減益予想となった銘柄をピックアップしてみました。例えばファナック(6954)では中国を中心に工場自動化に伴うロボット製品の受注回復が鮮明になっていることなどから通期の営業利益の見通しを上方修正したことで前期比で56%余りの減益予想だったものが3%余りの減益予想となっています。

上方修正で二桁の減益予想が一桁の減益予想となった3月決算銘柄はこちらからチェック(PDF)