先週で2018年の上半期が終了しました。そこでこの上半期の日本市場を振り返ってみると1月に24,000円台を回復した日経平均は2月以降に米長期金利の上昇や貿易摩擦への懸念などから調整色を強めると3月下旬に20,000円近くまで下落しました。その後持ち直した日経平均ですが23,000円近辺では上値が重く22,300円台で6月末を迎えています。しかし、こうしたなかでもこの半年で株価が大きく上昇し健闘した銘柄もみられます。

そこで今回はTOPIX500採用銘柄のなかからこの上半期に株価が20%以上上昇した銘柄をピックアップしてみました。そのなかで上昇率がトップだったのが太陽誘電(6976)で、積層セラミックコンデンサーの値上による収益改善期待で6月に入って一段高となったこともあってこの半年で株価は7割以上も上昇しています。また、第1四半期(1-3月期)の営業利益が前年同期比でほぼ倍増となった資生堂(4911)の株価も6割以上上昇し、太陽誘電に続いて上昇率2位となっています。