先月から始まった3月決算企業の本決算発表もほぼ終わりましたが、3月決算企業の本決算発表と並行して12月決算企業の第1四半期決算発表も行われていました。その12月決算企業の第1四半期決算発表も3月決算企業の本決算発表と同じく一巡となりましたが、なかには通期の業績予想を早速、上方修正した銘柄も幾つかみられます。

そこで今回はこの第1四半期から通期の営業利益の上方修正に踏み切った12月決算銘柄をピックアップしてみました。例えばカメラやプリンターといった既存事業が回復基調で、有機ELディスプレー向けの装置も好調なキヤノン(7751)では通期の営業利益を150億円引き上げています。また、ポーラ・オルビスホールディングス(4927)と堀場製作所(6856)では上方修正で最高益更新の可能性が一段と高まっています。