7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も先月中旬に終了しましたが、8月に入って早々に決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。そこで今回は先月2日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算企業を対象に決算後に2社以上が目標株価を引き上げた銘柄(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかで目標株価の特に引き上げが目立ったのがスズキ(7269)で、第1四半期の営業利益が3割を上回る大幅増益となったこともあって決算発表後に10社が目標株価を引き上げています。また、当期利益が7割を超す増益となった三菱商事(8058)でも6社が目標株価を引き上げたほか、営業利益が2割以上の増益となった旭化成(3407)でも5社が決算発表後に目標株価を引き上げています。