証券会社が手数料をいただくのは、何に対する対価でしょうか?四半世紀以上前、私が外資系証券会社の新卒新入社員だった時、先輩に「松本、うちは何を売ってると思う?」と聞かれ、「債券ですか」と答えると、「阿呆。情報や」と云われたことがあります。IT化が進む現代、この傾向は益々強くなっていくのではないでしょうか。また、日本語で書くと情報となりますが、価値があるのは羅列断片的な information ではなく、有機的に意味を持たせた intelligence です。インテリジェンスをどう提供していくか。原点に戻って、しっかりと考えていこうと思います。