日経平均が5日移動平均線上を回復する条件とは?
前回の「【日本株】日経平均はついに7万円台を回復、次のターゲットは?」では、「5日移動平均線上を維持しても上値の抵抗線に押し返されたり、5日移動平均線を下回って戻せなくなったりすると、一旦トレンドが転換し、25日移動平均線辺りまで反落することが視野に入る」と伝えました。
日経平均は、10月6日には7月1日以来となる7万円に乗せる場面がありましたが、5日移動平均線上を維持できずに割り込むと、下落に転じ、75日移動平均線や上向きの25日移動平均線に接近して取引を終える結果となっています。また、トレンドラインとの関係を見ると、大きな三角もち合いの上限に届かず反落していますが、一度上回ったサポートライン上を維持しています。
こうした状況から、サポートライン上を維持できるかが注目ポイントになるでしょう。仮にサポートライン上で推移すれば、下向きの5日移動平均線を上回り、反発に向かうことが期待されます。
一方で、サポートライン上を維持できずに割り込んだり、割り込んだまま戻せなくなったりするようですと、下向きに変化した75日移動平均線や上向きの25日移動平均線に接近したり、割り込んだりすることが考えられ、再び下放れへの警戒が必要になるのではないかと思われます。
※移動平均線の期間は5日(青線)、25日(赤線)、75日(グレー線)で設定
※出来高はプライム市場
※モメンタムの期間は10日(青線)で設定し、モメンタムの3日移動平均線(赤線)も表示
モメンタムには上昇一服の兆候が出現
上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が下向きに低下しているのが分かります。また、日経平均は8月17日の戻り高値を上回り、前述のように7万円に乗せる場面がありましたが、モメンタムの水準を見ると、8月17日の水準を上回ることができずに逆行現象が発生していました。そのため、日経平均は一時的に7万円台を回復しましたが、維持できずに反落してしまったと考えられます。
2本線の低下が続くかが、今後の注目ポイントになります。仮に2本線の低下が続き、上昇と下落の勢いを判断する分かれ目となる0ラインを下回ったまま戻せなくなるようであれば、下落の勢いが強まり、サポートラインに加え、75日移動平均線や25日移動平均線を下回ることが考えられ、下放れへの警戒が必要になりそうです。
反面、2本線が低下しても0ラインで下げ止まったり、上向きに変化して水準を切り上げたりするようであれば、上昇の勢いが強まることが考えられ、反発への期待が高まるでしょう。10月相場もそろそろ中盤に差し掛かり、重要な局面を迎えていると考えられるため、引き続き慎重に対応するようにしたいところです。
