2026年4月に気象庁によって正式に制定され、最高気温が40度を超えると「酷暑日」と呼ぶことになるのですが、まだ今年日本では酷暑日は観測されていません。今年は今のところまだ過ごしやすいですね。

かたやフランスやスペイン、ドイツなど欧州各国で「酷暑日」が観測されエアコン設置について激しい政治論争に発展しています。フランスを中心にすでに欧州では1300人以上が暑さによって亡くなっているという非常事態ですが、欧州全体のエアコン普及率はわずか20%程度だそうです。(日本は90%を超えています)

欧州の多くの都市は、日本よりもはるかに北に位置しており、フランスのパリは北海道の旭川より北にあるそうで、夏が短いためエアコンが無くても困らなかったという地理的背景もあるのですが、エアコン設置はさらなる気候変動の悪循環を招く、とか、エアコン設置増で電力需要が急増し、大規模な停電を引き起こす恐れがあるとか、エアコン設置反対派の声が大きいようです。

これまでEUは、国連の気候変動枠組条約締約国会議(COP)などの場において、常に世界最高水準の目標を提示し、他国にも同等のコミットメントを迫ってきましたが、そもそもこれまで欧州は涼しかったですからねぇ。政治論争はともかく、欧州ではエアコンの争奪戦になっており、カルフールのCEOは、わずか1日で3万台以上の冷房器具が売れ、これは通常の1000倍のペースだと発言しています。

私が子供のころは実家にエアコンがありませんでした。昔は日本の夏もそれほど長くなかったですし、35度を超える日は珍しかったように記憶していますが、今ではエアコンのない夏を乗り切れる気がしませんね。