営業利益が会社予想を5%以上上回って増益となった12月決算銘柄は
1月下旬からスタートした12月決算企業の本決算発表も先週で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると経済正常化による需要の回復や値上げ、円安、堅調な米国経済などを追い風に増益となる銘柄も目立ちました。そこで今回はTOPIX500採用の12月決算企業のなかから2023年12月期の営業利益が会社予想を5%以上上回って増益となった銘柄をピックアップしてみました。
例えば住友ゴム工業(5110)は海上輸送コストの負担減少や原材料価格の低下に加え、販売価格の維持に努めたことで2023年12月期の営業利益が前期比で4.3倍となり会社予想を40.2%上回っています。また、荏原製作所(6361)も海外を中心に液化天然ガス(LNG)や石油化学向けのポンプの需要が好調だったことなどにより2023年12月期の営業利益が前期比で21.9%増となり会社予想を21.2%上回っています。