一桁の増益を見込んでいた営業利益が二桁の増益となった3月決算銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、エネルギー価格の高騰や原材料高などの影響で減益となった企業もありました。しかし、その一方で円安や経済活動の再開などを追い風に増益を確保した企業も多くみられました。
そして増益となった銘柄のなかには一桁の増益を見込んでいた営業利益が上振れて二桁の増益となったものもみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業を対象にそうした銘柄をピックアップしてみました。例えばオムロン(6645)は電気自動車(EV)関連や半導体製造装置の工場向けなどにファクトリーオートメーション(FA)関連の制御機器事業が好調だったことなどから前期比で6.4%増を見込んでいた営業利益が12.7%増となっています。