4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も先月中旬に終了しましたが、日本経済新聞の集計によると前期は自動車や機械などの製造業の苦戦が目立ち純利益が小幅ながら3期ぶりの減益となってしまいました。こうしたなか前期の営業利益が会社計画を下回った企業も少なくありませんでした。しかし、その一方で実績が会社計画を大きく上回った企業もみられます。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかから営業利益の実績が会社計画を1割以上上回ったものをピックアップしてみました。例えば京セラ(6971)では16%余りの営業減益を見込んでいましたが、実績が計画を25%近く上回ったことで4%を超える営業増益で着地しています。また、大林組(1802)でも実績が計画を12%近く上回ったことで微増益の予想だったものが13%近い増益となっています。