株式投資では株価の値上がりに関心が向かいやすいといえますが、株式投資には配当や株主優待といった魅力もあります。こうしたなか3月は上場企業の決算が最も集中することから多くの高配当利回り銘柄をみつけることができます。そこで今回は3月決算の中型株のなかから配当利回りが4%以上の銘柄をピックアップしてみました。
そのなかでも特に配当利回りが高いのが商船三井(9104)と川崎汽船(9107)です。商船三井の配当利回りは15%を超え、川崎汽船も12%以上の水準となっています。また、ジャフコ グループ(8595)と西松建設(1820)も6%以上の配当利回りとなっているほか、日本特殊陶業(5334)と年4回の配当を実施しているあおぞら銀行(8304)も6%近い配当利回りとなっています。なお、取り上げた銘柄の権利付き最終売買日は3月29日です。
- 金山 敏之
- マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト
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国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。