7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も今月中旬には終了しましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の経常利益は前年同期比で16%以上の増益となったとのことです。このように第1四半期は大幅な増益となりましたが、まだ第1四半期ということもあって通期の業績予想を据え置く企業が大半となりました。

しかし、通期の業績予想を据え置いた企業のなかには上期の業績予想のみを上方修正したところもみられます。そこで通期の営業利益の見通しに変更はなかったものの、上期の見通しが上方修正された3月決算銘柄をピックアップしてみました。例えば旭化成(3407)では上期の営業利益の見通しが減益予想から上方修正で増益予想となったほか、アイシン精機(7259)でも小幅な増益予想が二桁の大幅な増益予想となっています。