4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も先月中旬に終了しましたが、5月に入って決算を発表した銘柄でも決算発表から1カ月程度が経過したこともありアナリストによる業績や目標株価の見直しも随分と進んだと思われます。そこで今回は5月11日の取引終了後に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算企業を対象に決算後に3社以上が目標株価を引き上げた銘柄(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも目標株価の引き上げが多かったのがりそなホールディングス(8308)で、コンセンサス予想を上回る当期利益の見通しを発表したこともあって決算発表後に6社が目標株価を引き上げています。また、ロート製薬(4527)やアズビル(6845)、三井不動産(8801)、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)でも5社が目標株価を引き上げたほか、明治ホールディングス(2269)とセガサミーホールディングス(6460)、サンドラッグ(9989)では4社が目標株価を引き上げています。