先月下旬からスタートした3月期決算銘柄の中間決算も先月31日が決算発表前半戦でのピークとなりましたが、今月に入ってもまだまだ多くの企業が決算発表を行っています。そこで今回は早速8日と9日の2日間の決算発表をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に集計してみました。その結果をみると折り返し地点の中間決算ということもあって業績予想を修正する企業が数多くみられました。

例えばミネベアミツミ(6479)が通期の営業利益の見通しをそれまでの670億円から730億円へと引き上げ、5割近い増益見通しとなったことから決算発表翌日の株価が10%近く上昇したほか、同じく通期の営業利益の見通しを上方修正した明治ホールディングス(2269)でも決算発表翌日の株価が5%余り上昇しています。一方で通期の営業利益の見通しを下方修正した日産車体(7222)や凸版印刷(7911)では株価が大きく下落しています。