先月下旬からスタートした3月決算企業の第2四半期の決算発表も中盤に差し掛かってきましたが、一足早く決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。そこで今回は先月の26日と27日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に2社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも特に目標株価の引き上げが目立つのが信越化学工業(4063)で、上期の営業利益が3割近い大幅な増益となったこともあって決算発表後に7社が目標株価を引き上げています。また、通期の営業利益の見通しを上方修正した日立(6501)とコマツ(6301)でも決算発表後に5社が目標株価を引き上げたほか、野村総合研究所(4307)とHOYA(7741)でも3社が目標株価を引き上げています。