東京市場まとめ
1.概況
日経平均は141円高の66,505円と続伸して取引を開始しました。序盤から買いが優勢で推移した日経平均は9時24分に67,034円をつけ、この日の高値を更新しました。その後は利益確定の売りが入り、伸び悩むと前引けは30円安の66,333円で午前の取引を終えました。
後場も上値の重い展開で、小幅安での推移が続きました。新たな材料にも乏しく、大引け間際に下げ幅を拡大した日経平均は486円安の65,877円で6営業日ぶりに反落しました。
TOPIXは16ポイント安の4,112ポイントで反落しました。新興市場では東証グロース250指数が9ポイント安の791ポイントで3日続落となりました。
2.個別銘柄等
第一三共(4568)は3.4%安の2,830円をつけ、反落となりました。マレーシアで病院運営を手掛けるIHHヘルスケアの子会社が同社に対して損害賠償などを求めた訴訟を巡り、裁判が長期化する懸念が売り材料視されました。
任天堂(7974)は1.3%安の7,999円をつけ、4日続落となりました。25日、外資系証券が同社の投資判断を3段階で真ん中の「ニュートラル(中立)」から最下位の「セル(売り)」に、目標株価は従来の7,800円から5,500円に下方修正したと伝わりました。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」の収益性に慎重な見通しを示したことが理由で、投資判断の引き下げを嫌気した売りが出ました。
JX金属(5016)は一時2.9%高の3,659円まで上昇しました。25日、データセンターなどで用いられるハードディスクメディア向けの材料に関して、生産能力を追加増強すると発表しました。従来計画分とあわせて2029年半ばまでに2025年比で1.5倍に生産能力を高める方針とされ、これによる将来の業績拡大を期待した買いが入ったものの、終値では0.1%安の3,551円で取引を終えました。
ハイデイ日高(7611)は0.7%高の2,872円をつけ、7営業日ぶりに反発しました。25日、日本経済新聞は、同社の「2026年3-8月期の単独営業利益は前年同期比約1割増の40億円前後と、最高益を更新した公算が大きい」と報じました。主力の中華料理チェーン「日高屋」で既存店が好調とされ、堅調な業績を見込んだ買いが入りました。
駐車場のシェアリングサービスなどを手掛けるakippa(627A)はストップ高水準となる24.4%高の2,037円をつけ、大幅続伸で取引を終えました。18日に東証スタンダード市場に新規上場した同社は、一部に投機的な資金流入が見られるも短期的な値幅取りを狙った買いが優勢となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は486円安で6営業日ぶりに反落となりました。9月の権利付最終日であった本日は、全体としても売りが優勢で、日経平均は大引けにかけて下げ幅を拡大しました。
明日に向けて、今週は9月29日に米オープンAIの年次開発者会議や、30日に予定されるマイクロン・テクノロジー[MU]の決算発表などが注目材料に挙げられます。また、明日は権利落ち日とあって配当落ちの影響による下落も見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
