3月決算企業の第1四半期決算発表も8月中旬には終了しましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の経常利益は前年同期比で16%以上の増益となったとのことです。このように第1四半期は大幅な増益となりましたが、まだ第1四半期ということもあって通期の業績予想を据え置く企業が大半でした。しかし、なかには上方修正に踏み切る企業も幾つかみられました。
そしてそうした企業のなかには上方修正をさらに上回る利益が期待されている銘柄もみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に上方修正された会社予想の利益をコンセンサス予想の利益が5%以上上回るものをピックアップしてみました。例えばファナック(6954)では上方修正された会社予想の営業利益をコンセンサス予想が20%余り上回るほか、太陽誘電(6976)でもコンセンサス予想が会社予想を19%近く上回っています。