先月下旬からスタートした3月期決算銘柄の中間決算発表も先月中旬には終わりとなりました。こうしたなか今月に入って決算を発表した銘柄でも決算発表からある程度の日数が経過したこともあってアナリストによる業績の見直しも進んだとみられます。そこで今回は11月に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算企業を対象にコンセンサス予想が上昇した上方修正銘柄を取り上げてみました。
そしてそのなかでも上昇したコンセンサス予想が上方修正された会社予想を5％以上上回る銘柄をピックアップしてみました。特にコンセンサス予想の上昇が大きかったのが戸田建設（1860）と小野薬品工業（4528）で、戸田建設ではコンセンサス予想が決算後に3割以上、小野薬品工業では4割以上上昇しています。その結果、小野薬品工業のコンセンサス予想は会社予想を5割近く上回る格好となっており、株価は決算後に水準を大きく切り上げています。
