ETHの取引高（24時間）が2.5兆円突破！
時価総額2位のETH（イーサリアム）（32兆円相当）の24時間の取引高が2.5兆円を突破しました。
週末に大幅に価格を上昇させ、前週比ベースでは+10%を記録しています。8月4日にはETHの大型アップデート「ロンドン」が実施される予定で、その期待も大きく関係しているのでしょう。このアップデートにより、ETH上で動く送金手数料が大幅に安くなることもあり、より流動的になると考えられます。よって、先回りした買い筋が動き出しているようにも思えます。
ETHの取引高は、東証に上場している全企業の売買高に匹敵するほどの規模になっています（2021年8月2日現在）。私は、これは世界のブロックチェーンへの期待の裏返しだと考えています。
ETHはトリプルボトム完成か
では、注目のETH／JPY日足から分析していきましょう。
5－7月の3ヶ月間は軟調に推移していましたが、安値はいずれも18万円前後と、踏ん張りを見せました。直近は28万円台まで上昇して急反発しました。緑のサポートラインはきれいな3点留めを完成させ、直近高値のネックラインを上抜けてきました。
トリプルボトムの完成でしょう。有名な形状ですが、非常に稀なフォーメーションだと思います。買いをエントリーするなら、ピンク色のネックラインからとなるでしょう。ネックラインに押し目がつくられない場合は、今週どこかで+1σで押し目を作るポイントでポジションを作っていくと良いと思います。
4時間足に時間軸を落として、ネックライン近辺のエントリー方法をご紹介します。
サポートとトレンドラインが重なるポイントに注目！
27万円がネックラインサポートです。ここまでなんとか引きつけられますと、反発があると思います。またトレンドラインもタイミング的に重ねってくるならば、ここが鉄板ポイントとなるでしょう。時間差にして、16時間後ぐらいでしょうか。明日（8月3日）の早朝になると思いますので、指値注文で対応すると良いかもしれません。
押し目を拾ったあとのターゲットについては、30万円を超えて直近高値（レジスタンスラインが引けるポイント）の31万7000円前後になると思います。MACDが少しダイバージェンスのようになっていますが、高値を超えていけば、ダイバージェンスは否定されると思います。それが否定される前提で強いトレンド継続を意識しながら、スイングトレードしていきたいところです。
BTC／JPYもボトムアウト？
続いてBTC（ビットコイン）分析に移ります。
ETH同様にネックラインを超えてきましたが、今の所、少し騙しの疑いがあるような形状です。よって、ETHと比べると少し弱気にも見えます。ネックラインを明確に超えて、それ以上で推移するには、しばらく時間が必要そうです。
押し目買いが入りやすいポイントとしては、サポートラインが引きやすい400万円手前からでしょう。405万円レベルからになると思います。
しかし、MACDはすでに陽転しており、ETH同様にトリプルボトムは一旦仮完成している状態です。下がったら買いたいと考えている投資家も多いように思いますので、個人的には405万円付近までの押し目は作りにくいようなイメージです。
4時間足分析で浅い押し目を狙っていきましょう。
今週のBTCは405万円付近と420万円付近がポイント
4時間足ベースでは、420万円付近に際立った安値が見えます。こちらをバックに押し目買いを入れた方が良いように思います。今週の個人的な戦略として、この付近からの押し目買いを狙っていきたいところです。
この天井圏で平行チャネルを形成し、再度上昇し、500万円付近まで価格回復が狙えるのではないかと考えています。タイミングとしては、週後半から週末にこの値動きが出るとトレードしやすいように思います。その理由としては、現在MACDがダイバージェンス発生中です。これが解消されるには、MACDが今一度、0.00付近まで落ち込まなければなりません。そういった意味では、あと4営業日程、この高値圏でもみ合いながらも価格をキープ、または420万円付近まで下値を押せば、このMACDダイバージェンスは消化されていくでしょう。
再度上昇に転じるタイミングとしては、テクニカル的に今週末ぐらいからの方が良いと考えています。
いずにしても押し目買い目線に変わりはありません。今週のBTCは405万円付近と420万円付近がポイントとなるでしょう。
