テスラ[TSLA]決算:1株利益は0.45ドルで市場予想を下回る

テスラは、2003年設立のカリフォルニア州パロアルトに本社を置く垂直統合型サステナブルエネルギー企業である。電動モビリティ社会への移行を目指し電気自動車を開発・製造している。エネルギー発電用ソーラーパネルやソーラールーフ、住宅や公益を含む商業不動産向けの貯蔵ステーションのためのバッテリーを販売している。高級セダン、中型セダン、クロスオーバーSUVなど、複数の車種を製造している。また、より価格の安いセダン、小型SUV、ライトトラック、セミトレーラートラック、スポーツカーなどの販売を開始する計画である。2023年の世界の自動車納入台数は、180万台をやや上回る。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第1四半期(1-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比の8.7%減の213.0億ドル(市場予想は223.0億ドル)
★1株当たり利益(調整後)・・・0.45ドル(市場予想は0.52ドル)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を下回った。売上高は前年比9%減少し、テスラにとって4年ぶりの減少となった。 

今後の株価見通し

165ドル超えから、投資タイミングを図ることになろう。 

テキサス・インストゥルメンツ[TXN]決算:1株利益は1.20ドルで市場予想を上回る

テキサス・インストゥルメンツは、テキサス州のダラスを拠点とするアナログ半導体製造の世界大手である。製品は、音声や電力などのリアルワールド・シグナルを処理するために使用されている。売上高の95%は半導体が占め、残りの5%をいわゆる電卓が占めている。ワイヤレス通信機器やさまざまな電子応用機器に搭載されるプロセッサーやマイクロコントローラーでも大きな市場シェアを有する。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比16%減の36.6億ドル(市場予想は36億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.20ドル(市場予想は1.08ドル) 

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。四半期配当は増配。前年同期より0.06ドル多い1.30ドル配当を実施する。続く第2四半期の売上高ガイダンスレンジは予想を上回ったが、調整済みEPS ガイダンスレンジは下回った。

今後の株価見通し

188ドル超えから、240ドルを目指す展開が予想される。

ゼネラルモーターズ[GM]決算:1株利益は2.62ドルで市場予想を上回る

ゼネラルモーターズは、旧GMの経営破綻後、2009年7月に新生GMとして再建された。GM北米(GMNA)、GMインターナショナル・オペレーションズ(GMIO)、クルーズ、GMファイナンシャルの4部門からなり、8ブランドを展開する。半導体不足により2021年にトヨタに奪われた米国市場シェア首位の座を2022年に奪還した。2023年の市場シェア16.5%であった。クルーズ自動運転車部門は、サンフランシスコやその他の都市で無人ジオフェンスAVロボタクシーサービスを以前は提供していたが、事故の発生を受けて2023年後半に停止した。2024年には少なくとも1都市で再開されるだろう。GMはクルーズ株の80%以上を保有している。アメリクレジットを買収して2010年10月にGMファイナンシャルが設立され、自動車ローンを手掛ける金融子会社となった。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1-3月期)実績 

★売上高・・・前年同期比7.6%増の430.14億ドル(市場予想は421.86億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.62ドル(市場予想は2.12ドル)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。EBITも予想を上回っている。また、通期のガイダンスで1株利益およびEBITの見通しを上方修正し、両方とも予想を上回った。
 
<決算で良かった点> 
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。EBITも予想を上回っている。また、通期のガイダンスで1株利益およびEBITの見通しを上方修正し、両方とも予想を上回った。米国でのピックアップ・トラックの販売が好調だった。

今後の株価見通し

短期的に51ドルを目指す展開が予想される。

フリーポートマクモラン[FCX]決算:1株利益は0.32ドルで市場予想を上回る

フリーポートマクモランは、国際的な鉱山会社である。北米銅鉱山、南米鉱山、インドネシア鉱山、モリブデン鉱山の4つの主要部門で鉱山事業を運営している。モレンシー銅鉱山、セロ・ベルデ銅鉱山、グラスベルグ銅鉱山(インドネシア鉱山)、ロッド&リファイニング事業、および大西洋銅の製錬および精製の各部門で報告を行っている。銅の販売から主要な収益を得ている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比17%増の63.21億ドル(市場予想は57.30億ドル)
★1株当たり損益(一部項目を除く)・・・0.32ドル(市場予想は0.26ドル)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

ネクステラ・エナジー[NEE]決算:1株利益は0.91ドルで市場予想を上回る

ネクステラ・エナジーは、フロリダ州最大級の規制対象の公益会社であるフロリダ・パワー・アンド・ライト(FPL)を子会社に持つ。FPLは、フロリダ州の約600万の顧客に電力を提供し、32ギガワットの発電能力を有し、ネクストラ・エナジーの連結営業利益におよそ70%貢献している。再生可能エネルギーのネクステラ・エナジー・リソーシズは、天然ガス、原子力、風力、水力、太陽光発電を手掛け25ギガワットの発電能力を持ち米国およびカナダ全域で発電・売電事業を展開している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比15%増の57.31億ドル(市場予想は62.06億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.91ドル(市場予想は0.76ドル)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。 

今後の株価見通し

短期的に、73ドルを目指す展開が予想される。