【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,786.72 ▼197.26 (11/3)
NASDAQ: 25,372.01 △207.65 (11/3)
1.概況
2日の米国市場は高安まちまちの展開となりました。米国債の長期金利が低下したことや米イラン情勢の早期進展への期待もありましたが、市場の方向感を決定づけるまでには至りませんでした。
3日の米国市場も高安まちまちの展開となりました。中間選挙の結果が徐々に明らかとなるも引き続き接戦の地域もあり情勢を見極めたい投資家の様子見ムードも見られました。
ダウ平均は51ドル安の51,932ドルでこの日の取引を開始しました。寄付きがこの日の高値となり、すぐに下落幅を拡大し、日本時間23時47分に390ドル安の51,593ドルでこの日の安値をつけました。その後、下落幅を縮小し前日終値に近づく場面もあるも寄付きの水準まではいかずレンジ内で動き続け最終的に197ドル安の51,786ドルでこの日の取引を終え反落となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は207ポイント高の25,372ポイントで4日ぶりの反発、S&P500株価指数は27ポイント高の7,568ポイントで反発しました。
2.経済指標等
10月のISM製造業景気指数が発表され、55.5となり市場予想(54.7)を上回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち4業種が上昇、7業種が下落となりました。情報技術が1.3%高、資本財・サービスが1.0%高、コミュニケーション・サービスが0.9%高となりました。一方で、素材が1.9%安、生活必需品が1.8%安、エネルギーが0.8%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中9銘柄が上昇しました。マイクロソフト[MSFT]が2.7%高、エヌビディア[NVDA]が2.3%高、アマゾン・ドットコム[AMZN]が2.1%高となりました。一方で21銘柄が下落し、シャーウィンウィリアムズ[SHW]が3.3%安、メルク[MRK]が2.5%安、ウォルマート[WMT]およびホームデポ[HD]が2.2%安となりました。また、アップル[AAPL]の2026年7-9月期決算は概ね市場予想を上回りました。年末商戦期にあたる10-12月期の売上高見通しも7-10%増と市場予想を上回ったものの、中華圏での業績が予想に届かなかったことや、10-12月期の粗利益見通し(45-46%)が予想を下回り、収益性の物足りなさが意識されて1.9%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、オラクル[ORCL]は11%のディスカウントで実施した株式売り出しで99億ドルを調達したほか、様々な期間で社債を発行し100億ドルを調達しました。人工知能(AI)への過剰投資懸念が市場のトレンドとなっていたことから安心感が広がり5.8%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.05%高い4.96%で取引を終えました。4日朝のドル円相場は158円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
中間選挙の結果を見極めたい投資家の様子見ムードもあり、方向感を欠く展開となったことから、米国市場は高安まちまちの動きとなりました。接戦の地域での結果は日本時間4日午後には大勢が判明してくることが見込まれるため、明日の市場はこの結果を踏まえて動くことになりそうです。また、中東情勢をめぐってはカタールが米国とイランに対し仲介案を示しており、今後の進展が注目されます。
夜間の日経平均先物は170円安の63,090円で取引を終えました。ただ、米国市場は方向感を欠く展開となっていたことから本日の日本市場も大きな動きは起きにくいスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)

