【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,770.31 ▼572.25 (10/30)
NASDAQ: 25,437.00 ▼747.73 (10/30)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って下落しました。人工知能(AI)や半導体関連銘柄で悪材料が出たことで大きく下落し、相場全体を押し下げました。ただ、S&P500構成銘柄全体でみると全面安とまではいえず、200以上の銘柄が上昇しておりセクターによって明暗が分かれました。
ダウ平均は41ドル高の52,383ドルでこの日の取引を開始しました。寄付きがこの日の高値となりすぐに下落に転じた後、じわじわと下落幅を拡大し続ける展開が続き、日本時間3時52分に778ドル安の51,563ドルでこの日の安値をつけました。以降はやや下落幅を縮小したものの、最終的に572ドル安の51,770ドルでこの日の取引を終え、大幅続落となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は747ポイント安の25,437ポイント、S&P500株価指数は140ポイント安の7,580ポイントでいずれも続落となりました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇、5業種が下落となりました。エネルギーが1.9%高、生活必需品が1.4%高、公益事業が0.6%高となりました。一方で、情報技術が4.2%安、資本財・サービスが1.6%安、コミュニケーション・サービスが1.1%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中12銘柄が上昇しました。メルク[MRK]が2.2%高、ウォルマート[WMT]が1.9%高、シェブロン[CVX]が1.8%高となりました。一方で18銘柄が下落し、エヌビディア[NVDA]が4.2%安、キャタピラー[CAT]とシスコシステムズ[CSCO]が3.8%安となりました。また、アマゾン・ドットコム[AMZN]は2026年7-9月期の決算を発表し、売上高、1株利益ともに市場予想に届かなかったことで1.4%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、インテル[INTC]は2026年7-9月期決算を発表し、売上高が市場予想に届かなかったほか、10-12月期の収益見通しも市場予想に届かなかったことで28.6%安となりました。メモリー高騰でパソコン市場の低迷が続くことなどが要因となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.01%低い4.93%で取引を終えました。2日朝のドル円相場は157円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
AI投資の資金調達や半導体セクターの先行きをめぐる不透明感が意識され、米国の主要3指数は揃って続落となりました。10月はハイテク株全般が大きく動きましたが、最終日である31日、フィラデルフィア半導体株指数が7.2%安となり10月の乱高下した相場を象徴する格好となりました。
夜間の日経平均先物は1,070円安の62,420円で取引を終えました。米国市場でのハイテク株の下落の流れを引き継ぎ、本日の日本市場は売り優勢でのスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)

