東京市場まとめ
1.概況
日経平均は172円高の64,126円と、続伸して取引を開始しました。前日に決算を発表したアドバンテスト(6857)などが買われ、序盤は買い優勢で推移しました。もっとも、中頃には韓国株が軟調に推移したことなどを受け、急速に上げ幅を縮小すると、一時下げに転じる場面も見られました。前引けは177円高の64,131円となり、後場も下落してスタートしました。
一方で後場は再び買いが優勢となり、14時19分には64,831円をつけ、この日の高値を更新しました。明日は日銀金融政策決定会合の結果公表が控えていることなどから、後半は伸び悩んだものの、日経平均は最終的に705円高の64,659円で3日続伸となりました。
TOPIXは11ポイント高の4,003ポイントで反発、新興市場では東証グロース250指数が6ポイント安の791ポイントで5営業日ぶりに反落しました。
2.個別銘柄等
アドバンテストは6.0%高の37,030円をつけ、大幅続伸となりました。28日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比98%増の7415億円になる見込みと発表しました。最高益を見込んでいた従来予想6600億円から上方修正したことに加え、市場予想を上回る内容が好感されました。
日立製作所(6501)は9.8%安の5,071円をつけ、3営業日ぶりに大幅反落となりました。28日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比15%増の9200億円になる見込みと発表しました。従来予想から上方修正となったものの、市場予想を下回ったことが失望売りにつながりました。
東海旅客鉄道(9022)は1.4%高の3,822円をつけ、3営業日ぶりに反発しました。28日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比12%減の4870億円になる見込みと発表しました。従来予想から上方修正となったことに加え、配当の積み増しと自社株買いも発表したことが買い材料となりました。
ノジマ(7419)は7.4%高の1,300円をつけ、3営業日ぶりに反発しました。29日、2027年3月期(今期)の営業利益は従来から60億円上方修正となる650億円(前期比12%増)を見込むと発表しました。エアコンなどの販売が好調で、収益拡大を評価した買いが優勢となりました。
東映アニメーション(4816)は3.2%安の2,900円をつけ、3日続落となりました。28日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比20%減の200億円を見込むと発表しました。従来予想から上方修正となったものの、市場予想を下回ったことが物足りないとの見方から売りが出ました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は1.1%高で3日続伸となりました。明日は日銀の金融政策決定会合、来週は米国で中間選挙といったイベントが控え、様子見ムードも広がるなか、安値では押し目買いも見られました。加えて、内外で主力銘柄の決算発表も株価材料となりそうです。
国内では本日引け後発表の日本たばこ産業(2914)、キーエンス(6861)、オリエンタルランド(4661)、今晩の米国ではアマゾン・ドットコム[AMZN]、インテル[INTC]、キャタピラー[CAT]などの決算発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)

