東京市場まとめ
1.概況
日経平均は499円高の64,925円と反発して取引を開始しました。前日に大きく下げた反動もあって、自律反発の買いが優勢となりました。堅調に上げ幅を拡大したものの、前引け間際に伸び悩んだ日経平均は1,124円高の65,550円で午前の取引を終えました。
後場も前半は堅調で、買い優勢で推移しました。14時1分ごろには65,712円をつけ、この日の高値を更新しました。大引けにかけて、利益確定の売りも出て伸び悩む場面もありましたが、日経平均は最終的に898円高の65,324円で大引けとなりました。
TOPIXは66ポイント高の4,066ポイントで3営業日ぶりに反発、新興市場では東証グロース250指数が22ポイント高の779ポイントで4営業日ぶりに反発しました。
2.個別銘柄等
リクルートホールディングス(6098)は一時3.7%高の19,065円をつけ、株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。人工知能(AI)投資を巡る懸念がくすぶるなか、AIをうまく活用している好業績銘柄として買いが優勢となりました。
SHIFT(3697)はストップ高水準となる16.5%高の1,058円をつけ、大幅続伸となりました。15日、2027年8月期(今期)における調整後当期純利益が前期比63%増の165億円を見込むと発表しました。加えて、東京瓦斯(9531)との投資ファンド設立も発表し、これらを好感した買いが殺到しました。
オリエンタルランド(4661)は1.6%高の3,167円をつけ、9日続伸となりました。AI銘柄から投資対象を分散する動きがあり、内需株の代表格である同社に買いが入りました。加えて、14日にはクルーズ船事業のアップデートもあり、その期待感も株高を支えたようです。
医療機器製造のマニー(7730)は2.8%高の1,553円をつけ、5日続伸となりました。15日、2027年8月期(今期)の営業利益が前期比9%増の108億円を見込むと発表しました。歯科治療器具や眼科ナイフ、手術用縫合針が堅調で、過去最高益を見込んだ業績予想が買いを呼びました。
TENTIAL(325A)はストップ安水準となる20.7%安の1,532円をつけ、大幅反落となりました。15日、2027年8月期(今期)の当期純利益が前期比16-50%増の27億-35億円を見込むと発表しました。同社はリカバリーウエアの「BAKUNE」の成長率が低下するとともに寝具類など非リカバリーウエア商品が伸び悩むと見込んでおり、業績の不透明感が売りを呼びました。
VIEW POINT: 明日への視点
昨日大幅安となった日経平均は自律反発の買いもあって、1.4%高で取引を終えました。TOPIXも強含み、1.7%高となりました。
来週は米国の主力銘柄における決算発表に注目が集まります。具体的には20日にネットフリックス[NFLX]、21日にメタ・プラットフォームズ[META]、テスラ[TSLA]などの決算発表が予定されています。なかでも、今週信用懸念が生じてコアウィーブ[CRWV]が急落した流れから、ハイパースケーラーと称されるメタ・プラットフォームズが、決算発表でAI設備投資をどの程度継続あるいは修正するのかが注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)

