【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,231.64 △51.77 (10/8)
NASDAQ: 27,193.34 ▼345.35 (10/8)
1.概況
米国市場は高安まちまちの展開となりました。OpenAIの売上高が市場予想を下回る見通しとなり、半導体関連銘柄が売られました。一方で、30年債入札で堅調な需要が確認されて金利が低下したことから幅広い銘柄が買われ、S&P500株価指数は6割以上の銘柄が上昇しました。
ダウ平均は74ドル安の51,105ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き後には上昇に転じる場面もありましたが日本時間0時21分に240ドル安の50,939ドルでこの日の安値をつけました。その後、反発しじりじりと上昇を続け、日本時間4時59分に65ドル高の51,245ドルでこの日の高値をつけ、最終的にほぼ同水準となる51ドル高の51,231ドルでこの日の取引を終え、反発しました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は345ポイント安の27,193ポイント、S&P500株価指数は36ポイント安の7,765ポイントでいずれも続落しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇、5業種が下落となりました。エネルギーが2.9%高、生活必需品が2.1%高、金融が0.9%高となりました。一方で、情報技術が1.8%安、一般消費財・サービスが0.5%安、ヘルスケアが0.4%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中17銘柄が上昇しました。ホームデポ[HD]が3.4%高、シェブロン[CVX]が3.1%高、アイビーエム[IBM]が2.8%高となりました。一方で、エヌビディア[NVDA]が2.9%安、アマゾン・ドットコム[AMZN]が2.3%安、キャタピラー[CAT]が2.2%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、メキシコ料理レストラン運営のチポトレ・メキシカン・グリル[CMG]はコーヒーチェーンのスターバックス[SBUX]による買収検討が報じられ、6.2%高となりました。飲料メーカーのペプシコ[PEP]は第3四半期決算を発表し、収益や営業利益が市場予想を上回ったことから3.7%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.06%低い5.22%となっています。9日朝のドル円相場は157円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
半導体関連銘柄の売りと金利が低下したことによる幅広い銘柄の買いにより米国市場は高安まちまちの展開となりました。OpenAIの売上高が市場予想を下回る見通しとなり、前年からは成長しているものの今後の設備投資への懸念も広がり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3.4%安となりました。また、中東情勢をめぐってはトランプ米大統領が11月3日の中間選挙前にイランを攻撃することはない旨をSNSに投稿したことで、原油価格の上昇幅は縮小しました。
夜間の日経平均先物は710円安の68,390円で取引を終えました。半導体関連銘柄の下落の流れを受けて日経平均は寄与度の高い銘柄の下落が予想され、売り優勢の展開でのスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)

